・ごま油ってどうやって作られているんだろう
・ごま油の香りってどうつけてるんだろう
・香りや色の違いってどうなってるの?
ごま油のイメージって香りが強くて調味料の一つとして使っていますよね。
わたしもごま油は香りが強いのがいいものと思っていました。
しかし製油の方法により香りや風味は異なります。では香りが強いものが高品質で料金が高いのでしょうか。
実際に今回紹介したい生活クラブで取り扱っている小野田製油所のごま油はそこまで香りは強くありません。
上品なほのかな香りです。
これは焙煎や搾油方法の違いから香りや風味に違いが出るのです。
わたしもごま油についてどのように作られているのか知りませんでした。
小野田製油所のごま油は「玉締機」という伝統的な製法で作られたごま油です。
実際になにがいいのかを調べてみましたのでこのごま油について解説していきたいと思います!
この記事では生活クラブのおすすめごま油をご紹介し製法なども含めて解説をしていきます!
ぜひ良質なごま油を使ってみてください!
生活クラブのごま油とは
有限会社小野田製油所で「玉締機」という伝統的な製法で製油された極上のごま油です。
ほのかな香りと風味で色は薄い金色が特徴のごま油です。
何が極上なのか
それは製法の違いにあります。
丁寧な焙煎、丁寧な搾油により生み出されます。
現在では薬品を使用してごま油を製油する方法が一般的な中、薬品を使わず手作業で製油する今では日本で数えるくらいしか行っていない伝統製法で作られています。
小野田製油所のごま油の製法
一般的なごま油とはなにが違うのか。
解説をしていきます!
1、原料精選
原料をふるいにかけます。
2、焙煎
薪を使い、平釜でじっくり丁寧に炒ります。ごまの中まで火が通りますが皮は焦げません。
マキの柔らかい熱で炒りますが、一般的なごま油では火力の強いバーナーで短時間でごまを炒るため入り上がる前に焦げてしまいます。
3、圧偏(平たく潰すこと)
4段になったローラーで潰して、油を絞りやすくします。
4、蒸煮
筒状の桶で蒸します。
5、玉締圧搾
蒸しあげたごまを木綿のマットに包み固めます。
玉締機に仕込み、ゆっくり時間をかけて圧力を少しずつ加えていき油を絞ります。
この玉締機がポイントで一般的なごま油では高圧を一気にかけるためその際に摩擦熱が発生し焦げてしまいます。
6、濾過
一次濾過は布の袋え行い二次濾過は漏斗状の和紙の袋で濾過します。
一般的なごま油では焙煎時と圧搾時に二度も焦げてしまいます。この焦げが香りと色がつき苦味が出ます。
一般的なごま油との違い
色・香りの違い
一般的なごま油は濃い茶色で香りも強い油です。香り付けの調味料として使われます。
しかし小野田製油所のごま油はごまに高温をかけないため、色は澄んだ薄い金色です。
ごまの風味や栄養がそのまま味わえるごま油です。
栄養がある
低温でじっくり焙煎し丁寧に圧搾しているため栄養素が豊富に含まれています。
ごまに含まれる栄養素はセサミンをはじめとする抗酸化物質、不飽和脂肪酸のリノール酸、オレイン酸などが含まれています。
オレイン酸は動脈硬化の原因となる悪玉コレステロールを下げる効果があります。
どこで買える?
生活クラブで買うことができます。消費材として組合員が共同購入するため他よりも価格を抑えて買うことができます。
組合員にならなければ購入ができないため、ごま油のみを買いたい場合はここ以外でしか購入はできません。
生活クラブ以外では
生活クラブ・スピリッツ、あまぞん、楽天でも買うことができます。
値段
生活クラブ
880g 本体1570円 (税込1696円)
500g 本体996円(税込1076円)
生活クラブスピリッツ
880g 3100円+送料
生活クラブ・スピリッツWEB SHOP
Amazon
880g 3100円+送料
Amazon
楽天
880g 3100円+送料
楽天
ごま油の種類
今回調べてみて小野田製油所のごま油は焙煎方法の違いによって香りや風味が違うことがわかりました。
では香りが強いものは?と疑問があったので種類を調べてみました。
無色透明なごま油
ごまを煎らずに生のまま低温圧搾法で絞った圧搾法。
香りや色がないごま油になり、ごまのうまみを凝縮されています。
サラサラした癖のない、素材を生かした料理に使うと良いです。
ほのかに香るごま油
低温でじっくり煎ることで味や香りが柔らかで上品な甘い香りをもつごま油。
上品な料理に使うと良いです。
香味焙煎圧縮法で焙煎したほどよい香りのごま油
程よく焙煎した、まろやかな風味のごま油。
ごま油の香りを楽しむために炒め物や和え物に使うことで料理の味を引き立たせます。
強く香味焙煎圧縮法で焙煎した力強いごま油
高温で焙煎した力強い香りとコクのごま油。
ごま油の香りを引き立たせたい中華料理やタレ、スープに使います。
「食品」と「調味料」として分けて使う
わたしの夫は香りの強いごま油が好きです。
なので家で使っていた小野田製油所のごま油にはやや不満を漏らしていました。
わたしもただいいものだからといってその意見を無視してこの油を使用していました。
しかし今回調べてみて「調味料」というくくりと「食品」というくくりで分けて使うのがいいのではないかと感じました。
夫がいう香りが強いのがいいというのは調味料として言っていたのです。
本来のごま油の立ち位置とは?と疑問になりましたが今のところは別物として考えることにしました。解決できるよう今後も追求してみたいと思います。
この伝統ある小野田製油所のごま油の上品な香りや風味を感じ、ごま油本来の美味しさを味わいたいと思います。
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